2023年9月22日
eemo アンバサダー企画第2期 DAY3実施レポート
小田原・箱根エリアを中心に展開中のEV(電気自動車)カーシェアサービス「eemo(イーモ)」。その魅力を広げてもらうためのアンバサダー企画・第2期DAY3が、2023年9月9日(土)に開催されました。
eemoアンバサダー8名の活動報告
井上岳さん
「山梨までeemoに乗って遠出してみた。先月に比べて長距離運転にチャレンジできた1か月。SNSでも友人から活動について声をかられることがあったので、引き続き投稿をがんばりたい。」
永田圭さん
「小田原から湯河原に行ったり、兄弟を同乗させたり、チョイ乗り利用が増えたことで、その便利さが体感できている。まだ友人や仲間には良さが伝わりきれていないので、一緒に乗って体感してもらたい。」
稲葉通全さん
「小田原と国府津をeemoを使って行き来することが多かった。毎回友人などが一緒だったのでそのたびに電気自動車(EV)の魅力・eemoの便利さを紹介できたように思う。SNS発信がなかなかできていなかったので、ここからさらにPRしていきたい。」
谷合竜馬さん
「8月の週末は友人が遊びに来ることが多く、毎回eemoで出掛けていた。使う習慣ができてきたように思う。友だちにもeemoという存在を認知してもらいはじめた。他の利用者のゴミが残っているときがあり、そこは今後の課題だと感じた。」
関谷勝司さん
「eemoで富士山に行ってきたが、1回の充電でなかなかの距離を移動できることを体感できた。普段自分の足で行けるようなところも、チョイ乗りを意識して利用する回数が増えたように思う。次はキャンプにチャレンジしたい。」
垂石望美さん
「引き続き家族の送り迎えに毎日利用。藤沢、南足柄などから小田原へ帰るなど、利用距離も伸びている。免許を取って半年の家族を追加運転手に登録して、練習がてら一緒に乗っているが、そのおかげでとても運転が上達した。」
稲葉紀枝さん
「夫と一緒に移動手段として利用。先月に比べて誰かと乗るということが増えたので、そのたびにPRできた。レンタカーと比べ返却時の手間がないのが便利。”熱海や大磯にもサービスがほしい”という声も。」
本多安里沙さん
「箱根にeemoで行ったが、とても便利だった。昔行ったときは電車・バスだったので、とてもスムーズに見て回れた。観光という側面としても、移動の手段としてeemoのようなサービスが広まるのはとても良いことだと感じた。」
まち未来製作所による特別講義
DAY3のテーマは「脱炭素に向けた、各地域での新しい取組」。
まずはじめは「まち未来製作所」代表取締役・青山英明さんの特別講義です。
「まち未来製作所」は、サステナブルなエコシステムを開発し、まちの未来を拓くことを目指した会社。なかでも今回は「e.cycle」という再生可能エネルギーを地産地消・都市間を流通させるモデルについて紹介してくれました。
青山さんからはまず、「地域と再エネ発電所には分断がある」というお話が。再生エネルギー発電所は、ソーラーパネルなどを設置することにより、景観を悪化させるといった地域資源を消費するという面をもっています。しかしながら現状、そこで生まれた電気やお金は、地域に還元されるというケースは少なく、再生エネルギー発電所に対し抵抗感を示す地域、条例や税制で縛る地域も出てきているとのこと。
地域と再生可能エネルギーをどう共生させていけばいいのか、という課題を解決するきかっけとして開発されたのが「e.cycle」。
これは、再生エネルギー発電所の電気を「まち未来製作所」が買取り、その地域最優先で電気を供給し、残りを他都市に販売するというもの。また、手数料として得た利益を「地域活性化資金」として発電所の立地自治体へ還元。発電所と地域がwin-winの関係を築けるという仕組みを学びました。
実際にこの「e.cycle」を導入している地域の事例についても知ることができ、アンバサダーのメンバーは、環境に配慮するだけではなく、そこに住まう地域にとってのメリットも重要だと感じたようです。
U3イノベーションズによる特別講義
続いては「U3イノベーションズ」Directorの川島壮史さんの講義。
「U3イノベーションズ」は、エネルギー供給を超えた新たな社会システムとしてのUtility3.0の実現を目指す会社。わたしたちの世界はインフラによって発展し、社会が豊かになった一方、その弊害が顕在化しているのも事実。幸福度を向上させ、社会を持続可能にするためには、エネルギーの進化・変革だけでなく、新しい産業を創出する必要があるというビジョンで活動しています。
今回紹介してくれた「リビングラボプロジェクト」は、エネルギー・水など、既存のライフラインに依存しないオフグリッド環境の生活実装を目指したもの。実際に日照時間日本一である山梨県北杜市にその住宅を建てて、実証実験を行っているといいます。
このプロジェクトの背景にあるのは、日本の人口減少問題。人口が減ることによってさまざまなサービスの利用者が減り、最終的にはそのサービス自体が成り立たなくなるということも。これはインフラでも同じことがいえます。今回のプロジェクトの重要なキーワードが「自律分散型」。従来の大規模集中から「自律分散型」へシフトすること、いわばエネルギーの”自産自消”が、これからの日本にとって必要になるのではと話してくれました。
川島さんご自身も東京との2拠点生活を送っており、完全オフグリッドを経験。「まずは自分たちがワクワクでき、新しく豊かな暮らした結果、社会課題が解決されていく、という流れになれば。それが出発点になるのでは」と最後に語ってくれました。
DAY4は10月21日(土)。
最終回となる次回のご報告をお楽しみに!